学びの日。

昨夜は一昨日と違いゆっくり眠ることができた。でも目覚まし時計がないので寝過ごしてはいけないと何度も起きるのでやっぱりまだ気が張っているのだろう。普段は目覚ましなしでなんて起きられない。

今日行った2つのクラスで感じたことは、彼らは歴史や第二次世界大戦のことを本当に知らない…。でもよく考えたら彼らは私の甥と大して変わらない年齢。ドイツの東西の壁が崩壊した頃に生まれた世代なのだ。冷戦なんて歴史上のことでしかない。チェルノブイリ原発事故の頃にはまだ生まれていなかったのだ!!
きっともう少ししたら小学校で話していたら9・11の頃には生まれていなかった世代に話すことになるのだ。自分の歴史の常識は彼らの常識ではないんだなぁと感じざるを得なかった。
今日も【にんげんをかえせ】の英語版である【The Lost Generation】を見せた。この映画は数人の被爆者の方たちの原爆投下直後の写真と現在の様子を比較してあり興味深い。現在といっても1980年の頃のものなのであれからまた25年以上経っているのだけれど。
NACの頃もそうだったけれど、あの映画を見ていると、そして見せているといたたまれない気持ちになる。できれば楽しい【Lost in Translation】なんかの映画を見せたいわ。でもやっぱり伝えたいから見せなくてはと思う。そして見てよかったと言ってもらえると救われた気持ちになる。原爆の絵を描き続けた丸木夫妻のコメントで“できれば美しい花や綺麗な景色を描く画家になりたかった。でも伝えなくてはいけないという責任を感じるから原爆の絵を描き続ける”というようなことが書いてあったと記憶している。私も同じような気分だ。責任感ということが大きい。
夜は授業ではなく一般の大人を対象に【はだしのゲン】の映画試写会をした。私も実ははだしのゲンを映画で見るのは初めてだったのでどんな映画に仕上がっているのだろうと思っていたけれど、作者の実体験に基づいているだけあって出てきた映像すべて被爆者の方々から聞いたことのあった情景だった。よく当時の様子が描かれていたと思った。大人だけにこちらが質問をしなくてもどんどん質問が出てくるのでディスカッションは盛り上がった。当時の子供のトラウマについて尋ねられた時にうまく答えられなかった。あの時子供だった人たちはどのようなトラウマを抱えていたのだろう。当時まだ今のようにトラウマや心理ケアなんてものは言われてなかったから研究なんてしている人はいなかっただろうけれど、確かに興味深い点だ。
人に話せば話すほどもっと自分自身が勉強しなくてはと思わされる。
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by smilingmoon | 2007-03-06 00:49  

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