イスラエル。

イギリスで平和学を学んでいた時も、選択科目の中にMiddle East(中東)というクラスがあったが、あえて取らなかった。というのも、イスラエル・パレスチナなど中東の問題というのは歴史が長いだけに、半端に手を出したくない、出せないというイメージがあったからだと思う。

昨秋に友達を訪ねてイスラエルに滞在して以来、俄然興味が沸いてきた。
ユダヤ民族にもとても興味が出てきたので、本を読んでみたりしている。
去年行った時点でもまだパレスチナ問題には詳しくなかったので、逆に偏見なくイスラエルのユダヤ人たちとも接することができたのは良かったかもしれない。私が出会ったユダヤ人たちはとても親切に接してくれ、顔も西洋っぽいし、英語も上手だし、あまり中東に居るという気がしなかった。今でもまた行きたい気持ちは満々だし。

今日の午後は友人と映画を観に行った。
『ルート181』というもので、広島では今日1日だけの上映。
これは、1947年に国連によって可決されたパレスチナ分割線に沿って旅をしながら、その土地の人々の生の声を聞いていくというドキュメンタリーだった。
要は、そのルートにいるパレスチナ、イスラエルの普通の人々をインタビューしていくもので、イメージとしては、所さんのダーツの旅みたいな感じ。バンに乗って、通りすがりの人にインタビューしたりするの。
なんとこの映画、4時間半という長~い映画。途中2度の休憩を挟んだけれど、1時半から上映開始で、終わったのが6時半。あぁ、狭いシートでエコノミー症候群になるかと思ったよ。
トピックもトピックだけに、コクリコクリと船を漕いでいる人もちらほら居たけれど、私はずっと興味深く観ることができた。これもやっぱり去年のイスラエルが効いてるな。

普通に見ると、最先端の武器(核兵器まで!)を持ち、ミサイル攻撃をしてくるイスラエル軍。
一方、そんな武器など持っているはずもなく、自らの体を武器にせざるを得ないパレスチナの過激派。
あの映画を観ると、やはり強者・弱者がはっきりしていて、”理想は南アフリカのアパルトヘイト。少数派の白人が多数派の黒人を管理するように、イスラエル人がパレスチナ人を管理すること。”と言えてしまうイスラエルのユダヤ人が酷い人たちに見えてくる。
アラブ人をイスラエルから排除しようとしているユダヤ系イスラエル人はまさに中東の鼻つまみ者になっている。周りは敵ばかりだということを彼らも自覚して、余計に躍起になってユダヤ人だけのイスラエル国家を作りたくなるのだろう。
でも、イスラエルのユダヤ人たちも、ホロコーストではユダヤ人であるというだけで虐殺され、あの時に反撃に出られないまま何百万人もの同胞が殺されてしまった教訓として現在のような武力で自分たちを守るという姿勢もあるのだから、その気持ちも分からなくもない。
でも、ホロコーストで自分たちがやられた痛みは覚えていても、他人の痛みは全く感じられないというのも悲しい。
みんなやっぱり自分を中心にしか見れない・考えられないものなのかね。
お互いやっぱり妥協、歩み寄りという姿勢がなくては問題は解決しないだろうね。
これは個人の生活でも言えることで、自分とは全く異なる意見を持った人とどう問題を解決するかというと、やっぱり自分もある程度妥協しつつ、妥協できないところは伝え、お互い許容範囲の打開点を見つけるしかない。まあこれも本気で解決したいという気持ちがあることが前提だけど。そしてお互いそういう気持ちを持っていること。

もっとイスラエル・パレスチナの問題について知りたくなった。

映画を見終えた私たちは、横川だったので適当なレストランも見つけられず、入ったのが”ゴットバーガー”。
ここは実は密かに有名なお店で、二人とも一度は入ってみたかったお店だったんだ~!
噂通り、ここのハンバーガー、すごく美味しかった!
ラッキーなことに私たちがラストだったよ。お店は8時頃までやってるはずなのに、パンがなくなり、今日はもう早々に閉店してた。(とてもフレックス・・・?)
その後もカフェでお茶をして、家に帰ったら深夜でした・・・。
あぁ、長い1日だったけど、充実した1日でした。
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by smilingmoon | 2006-06-11 00:30 | 学び  

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