ヒトデの話。

今夜はまさに”育ちが良い”人たちとお食事をした。
なんとも爽やかな気分が残っている。

ニューヨークで泊めてもらっていたお友達のキャサリン。
彼女が資産家のご令嬢だと知ったのはつい最近。
お家がお金持ちだというのはうっすら聞いたことがあったけれど、ここまでお金持ちさんだったとは知らなかった。
そうじゃないとニューヨークでフリーの核軍縮教育家はできないだろう。

彼女は元々クリーブランドの出身。
ご家族もこちら。
5人居る兄弟の中で一番上のお兄さん、フランクさんは会社のCEOであり、クリーブランドの教育のために尽くしている人でもある。
今夜はそのフランクさんと彼の長男であるフランクJr.(高校生)と共に夕食に行った。

今夜の教訓。
お金持ちの中にはお金やビジネス、人間的にイマイチ汚い人がいるけれど、純粋な気持ちで理想を持ち、世界・コミュニティーを良くするために尽力したいと思い、実際にしている人がいる。
仕事で得た利益を全て個人のために使うのではなく、それを地域に還元する精神を持ち合わせている彼。敬虔なカトリックみたいだけれど、それも手伝っているのかな。
地域ではいわゆる”大物”と言われている人だけれど、まったくもって気さくで、おごり高ぶるところがない。拍子抜けするくらい。

スターフィッシュの話』をしてくれた。(注:スターフィッシュ=ヒトデ)
ある時大量のヒトデが浜に打ち上げられていた。
日が照りだし、どんどんヒトデは乾いていく。
しかしこんなに大量のヒトデじゃ1つ1つ拾うわけにもいかないし、どうすることもできないなぁと思っていたところ、ある女の子が何かしている様子。
よく見てみたら、ヒトデを1つ1つ拾い上げ、海に投げている。
何をしているのかと聞くとその女の子は
”ヒトデを海に戻して助けてあげてるのよ”と答えた。
”でもこんなにたくさんだから無理だよ”と誰かが言うと彼女は
”でも何もしないよりはマシでしょ”と言い、ヒトデを1つ海に投げた。
”ね。全部はできないかもしれないけれど、あのヒトデは少なくとも救うことができたのよ”

というストーリーだ。
要はフランクもクリーブランドの教育問題を一気に解決できるとは思っていないが、小さなところから一歩一歩変えていきmake a differenceをしたいということだ。
なるほど~。かわいい話しだなぁ。ヒトデの話し。

こんな良いハートを持ったフランクの息子のフランクJr.も見るからにお育ちが良さそうなのだ。
人の目を見て話すし、目が輝いていて、言葉遣いも素晴らしく丁寧で、真摯な態度が素晴らしい!
こうやってアメリカのエリートは作っていかれるんだなと思ってしまった。
でもアホエリートじゃなくて、彼らのようにgood heartを持って育つエリートならこの国を良くするのに貢献できるだろう。
あぁ、何だか自分まで心が清くなった気がしました。
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by smilingmoon | 2006-03-28 12:14 | 日々坦々  

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