リーズ。

ロンドンの爆破テロの犯人が住んでいたとされるブラッドフォードの隣町、リーズ。
私が住んでいるところから電車に乗ると、15分もせずリーズに着いてしまう。はっきり言ってブラッドフォードに行くのとリーズに行くのは同じ所要時間なので、洋服のショッピングに行くのなら断然リーズだ。というのも、ブラッドフォードには小さなH&Mなんかはあるものの買うような服はあまり売ってない。引き換えリーズは今イギリスで一番お洒落で人気のある街と言われていて、若者も好んで住むし(巨大なリーズ大学があるせいもある)お店もたくさんある。

そしてリーズは平和に向けた取り組みにも熱心な自治体で、去年夏の広島ピースミッションでリーズ市を訪問した時は議員さんたちと市庁舎でランチをご馳走になった。
ブラッドフォードは都市開発に失敗したけど、リーズは成功したと言われる、まさに明と暗の対照的と言われる模範の街なのです。

今回のテロ犯が本当にリーズに住んでいた彼らなのだったら、近所の人はショックだろうなぁと思う。でもその反面、そこまで驚かないのかなとも思う。
ブラッドフォードでも数年前に暴動があり、火炎瓶が飛び交う大変なことがあったという話しは以前にも日記に書いたことがあるけど、それ以降も警察の人の話などから、”また何かあるかもしれない”という気持ちはどこかに常にあるような印象を受けたから。

そして、もちろんみんながそうではないけれど、やっぱり街中でも仕事にも就かず車を猛スピードで走らせ路上でたむろするパキスタン系イギリス人の若者たちの姿をよく見る。実際やはりものすごく失業率が高いのだそうだ。
そんな彼らも生まれはイギリスなので、自分が生まれた国、土地に愛着はあるのだろうと思うけれど、今回の犯人とされる人たちもイギリス生まれと言われていたから何だかショックだった。
イギリスの価値観の中で育ち、イギリスのテレビ番組などを見ながら育った人たちが今回のような犯行に出る。(まぁそうは言っても、あの地域で育ったらまるで自分が中東に住んでるかのような気分にもなったりするので、イギリスの価値観の中で育った、というのは正しくないかもしれない。)
まったく理解不能なイスラム原理主義者、っていうわけではなく、近所に住んでいたパキスタン系イギリス人の青年、ってところがとても怖い気がする。

これでまた特に私が住んでいる地域でのイスラム系移民の人たちに対する偏見が助長されるのは必至だろうなぁ、残念ながら。
これまでその溝を埋めようと頑張っている人たちを見ているので、無念だ。

中東で起きている問題は他人事じゃないとあらためて今回の事件で思った。
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by smilingmoon | 2005-07-13 10:40 |  

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