Mad Hot Ballroom

今日も昨日に引き続きラガーディアハイスクールを訪問したけれど、午後の2クラスだけだったので気分的にも体力的にも楽だった。
しかしながら、私が話すのは45分クラスの内5分くらいなのでその限られた短い時間の中で生徒たちに何を伝えるかというのはとても頭が痛かった。
自分ひとりで45分あっても時間が足りなくなるくらいなのだから・・・。

授業が終り、夜キャサリンと一緒に映画を観に行った。
『Mad Hot Ballroom』

誰かが良いと言っていたのを頭の片隅で覚えていたのでそれにしたのだけど、予想通りとっても良かった!
ミニシアター系なので日本には来ないかもだから大筋を話してしまうと、ニューヨーク市のあまり裕福でないエリアの学校で子供たちに社交ダンスのフリーレッスンを行うことになった。そのダンスのコンペティションに勝ち進んでいく様子をドキュメンタリーで記録しているのだけど、これがとても心温まる。11歳の子供たちなのだけど、最初はダンスなんてしたことのない子供たちが特訓を受け、ダンスだけではなく人間としても成長していく。子供たちって可能性の塊だなーと思わせてくれる、そして希望を与えてくれる映画なのだ。

きっと私がこれをイギリスや日本、いやミネソタで見ていても、”ふぅーん、ニューヨークのインナースクールってこんな雰囲気なんだ?別世界だな。”と自分から距離を置いてみていたと思うけれど、いま実際に自分が生活している近所、訪問している学校がまさに映画に出てくるような環境なので、この映画が本当にドキュメンタリーなんだと実感する。
”中産階級の家庭は子供をピアノレッスンやダンスなどの習い事に送ることができる。でもこの地域の家はできない。でもそういう子供たちにも可能性を与えてあげたい、人生やればなんとでもなるんだということを教えてあげたいんです!”と涙ながらに言っていたヒスパニック系の先生の言葉も重かった。そして、社交ダンスを通じてクラスのまとめ役となった男の子がいたのだけど、彼はもしこのような機会がなく今まで通りの生活をしていたら学校に来なくなって犯罪に関わっていたと思うとその先生が言っていた。
実際学校の中退率もこのようなヒスパニックコミュニティーではとても高いそうだ。やっぱり何かやりがいや将来の夢や希望jがなければ学校なんて無意味だと感じてしまうのも分かる気がする。

出演者たちが子供たちというのもあり、会場も拍手したり笑ったり涙したりと忙しかった。
でも見終わった時に笑顔が続き自分まで嬉しくなる素晴らしい映画だった。
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by smilingmoon | 2005-06-10 12:08 | FUN!  

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