成熟した社会とは言うけれど・・・。

敦子さんがお昼の電車でロンドンに帰って行った。
昨夜は3時過ぎまで電気を消して暗い中お喋りをしていたけど、とても難しい話をしていた気がする。何の話をしていたのか思い出せないけど(半寝?)、とにかく深夜にベットに入ってする話じゃないと思った記憶が・・・。教科書問題とかメディアのあり方などなど。敦子さんはメディア畑の人なんでね。
夜はメッポウ弱いという敦子さんだけど、そんな時間までよく頑張りました。きっと帰りのメガバスでは熟睡だったんじゃないかな。(リーズからロンドンまで片道200円から行けるというメガバスというものが出ている。でも高速バスじゃなく、普通の二階建てバスを改造しただけのものらしい・・・。)

敦子さんを見送ってからちょっと買い物をし、その後また今日も学校へ向かった。国立図書館から取り寄せてもらっていた本が大量に届いていたので(8冊も!)それを引き取りに。
これで今週末は部屋に篭れるわぁ。参考文献がなくて困っていたので。
帰りにまたモリソンズで食糧も調達したし、完璧!週末は雨でも雪でも全然構いません。外に出ないしー。これが快晴だったら酷い。自分をまた試されるわ。

帰りにバス停まで行ったら片目に涙を一杯ためたおじいさんがバス停に立っていた。
すぐに私に”680待ってるの?”と話しかけてきた。”はい。もう行っちゃいました?”という会話から始まり、延々とこのおじいさんは私に話しかけたり歌を気持ちよく唄ったりしていた。バスがこういう時に限りずっと来なくて、すっかり私はおじいさんの時間潰しにされた感じ?
”近所に中華料理屋さんがあるんだよ”(へぇ)から、”僕はビールは飲まないけどパブに行くのが大好き”とか”食べ物はやっぱりフィッシュ&チップスだよ”(笑)などなど、いかにもーっていうイギリスのおじいさんだった。でもちょっと怪しかった!
バスに乗っても後ろの座席からちょろちょろ話し掛けてくるので車酔いしそうになった。降りる時も”お話できて良かったよ。ありがとう!”と握手して去って行った。笑顔一杯で。
なんだか”会話”に飢えていたようだ。もしかしたら孤独な人なのかも。
イギリスもお年寄り多いんで、孤独そうなお年寄りをよく見る。(勝手に私が判断してるだけだけど。)やっぱり核家族が多いし、日本みたいに結婚して親と同居ってほとんどないし。ジョージとイニッドを見ていても、もし片方がいなくなったら・・・と考えると、とても寂しいことになると思う。まさに孤独だ。
引き換え、ブラッドフォードに溢れるパキスタン家族たちは大人数!なんといっても少子化の進むイギリスにおいて、ブラッドフォードの出生率は凄まじい。加えてお年寄りや子供たち、みんな大家族で住むのがパキスタン流らしく、いつも賑やかそう。だから孤独そうに老夫婦が手を取り合って歩いているパキスタン人は見ない。
大人数で住むのも大変なこともあるんだろうけれど、イギリスや日本みたいに核家族化が進んだ社会を見ていると、パキスタン家族みたいにみんなでワイワイも楽しいんだろうと思った。特に自分が年を取った時には。
いつか自分もおばあちゃんになるのだけど、今はまだそんな先のことは考えられない。でも話し相手のいない老後なんて絶対つまんないだろう。生きる価値を見出せなくなりそう。
先進国が抱える問題ってどこも似てるね。先進国になることがいいことじゃない時もあるなと最近よく思う。成熟した社会・・・か。
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by smilingmoon | 2005-04-15 07:35 |  

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