差別。

やっぱりヨーロッパにいるとホロコーストって未だによく取り上げられている。
昨日久々に買ったガーディアン(新聞)にも特集があったし、今夜はBBCでも「アウシュビッツ」という特集をやっていた。ホロコーストに関する何か大事な日が迫っているのかな。

このBBCの特集では、アウシュビッツの収容所が設計される段階の様子を中心に、またまた色々学べた。
印象的だったのは、ユダヤ人の助かった人がインタビューに答えるのはよく見るけれど、兵士としてナチスに加わっていた老人の発言。なんというか、その当時のことを坦々と述べているのだけど、全然”悪かった・・・”という様子が伝わってこず、”この人、顔と名前出してこんな発言して、身が危険なんじゃない?”と心配してあげた。
彼自身ユダヤ人の殺害に直接手を下していたわけだけど、インタビュアーの”銃で人を撃っている時に何も感じなかったのですか?”という質問に”何も。”と答えていた。それが正直な感想なのだろう。自分と同じような人間を殺してると思ったらその人の人格や愛する家族のことなども考え殺すのが躊躇われるだろうが、第一、ユダヤ人を人間だとは思っていなかったのだから、心も痛まなかったのだろう。
”なんで何も感じなかったのですか?”という質問に対して”ユダヤ人に酷い嫌悪感を持っていたから。”との答え。”ユダヤ人が自分たちにやってきたことを考えたら、当たり前だ。”と。ユダヤ人が何をしたかというと、彼の言い分によると、自分たちを騙して商売をして自分たちだけいい思いをしようとしたとか何とか。
”でもそのこととあなたが殺した人たちは直接は関係ないじゃないですか!”というちょっと興奮気味のインタビュアーに対して、その老人は”そう、直接は関係ない。でもユダヤ人だから。”。

あの老人は、当時のことを述べていたのか、今もそう思っているのかは番組だけでは分からなかったけれど、きっと今もユダヤ人を軽蔑してるんだろうなって思った。一度そんなに嫌悪感を抱き、自らの手で大勢殺した相手のことを戦争に負けたからって急に対等とみなすことができるとは思えない。幼い時から染み付いてしまったそういう固定観念は残念ながらなかなか取り除くのが難しいと感じる。

私から見れば、ユダヤ人のおじいさんもドイツ人のおじいさんもみんな同じ外見に見える。
なのに、若い頃は殺す側と殺される側の対極にいたのか。
誰かが言っていたけど、皮を取れば(生々しい表現で失礼)みんな同じなのにって。
青い目も黒い肌も金髪もなんにも関係ないのに。
生まれてから、死んで骨になるまで人間は色んな差別をし、されて、生きていかないといけないのかと思ったら、ちょっと暗い気持ちになった。
あ、1日の終りをこんな〆で終えちゃいけない・・・。

今日あったいいことは。
えー、いつもより早起きして、勉強も予定通りこなした。口内炎が出来て痛いけど、風邪はもう大丈夫そう。
うーん、大したことないな。とりあえず普通に良い日でした。
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by smilingmoon | 2005-01-11 07:08 | 学び  

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